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FM Towns: Free Software Collection 8
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1994-06-01
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12KB
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272 lines
**************************************
FM-TOWNS用 超低編集機能 32k色中16色専用巨大スプライトエディタ
『 江 戸 』
V1.1 L10a
Copyright (C) 1993 FUJISSLY SOFT / MASAYA FUJIMOTO.
Part copyright (C) OcToh[オクト] (REX rutines).
**************************************
取 扱 説 明 書
■ はじめに ■
このエディターは、「Enemy DOtter」のEDOです。もうお分か
りでしょう。そうです。作者が自作ゲームの敵を書くために作ったドッターです。
ドッターとは、ドットを書く人と言った意味で(?)ここでは、ドットを打つ
物と言う意味で使っています。従来、システム付属のパターンエディターには、
32k色中16色という、一番多く使いそうなスプライトのモードのパターンを
編集するエディターがなく、しかも比較的小さいキャラクターしか編集できませ
んでした。そこで、もっと大きな、しかも32k色中16色のドッターを作ろう
と決意したのでありました。
なお、旺文社のコンテストで特別賞を頂いた拙作「ハイパードッター」と組み
合わせてお使いになるとより効果的です。なお「ハイパードッター」は、新版が
有りますが、著作権の都合上公開は出来ていません。将来的に可能になったら、
そちらのバージョンの方が使いやすいです。(使いやすいだけというウワサも・
・・)
■ なにができるんだぁ!! ■
題名の通り、基本的には32k色中16色専用巨大スプライトエディタです。
とにかくウリは「背景機能」。通常の、エディターのバックは、真っ黒か真っ
白。でも「江戸」は、16色TIFFファイルをバックに置けるので、スキャナ
で取り込んだ画像や、他のキャラクターなんかを背景に、ドット絵を書くことが
出来ます。
また、最大256×256ドットのキャラクターの編集が出来ます。編集機能
は、お世辞にも高性能とは言いがたいですが、バージョンアップも考えているの
で、その辺は随時カバーしていくつもりです。(あくまで「つもり」)
編集画面は等倍,×2,4,8が選べ、編集機能は全てマルチウインドーです。
マルチウインドーですから、好きな場所にパレットやペン先、スクリーン等のウ
インドーを自由に配置できます。
BASICなので処理はちょっと遅めですが、最近の速い機種ではかなり快適
ですし、BASICでウインドーの重ね合わせなんかは、その手のプログラムに
挑戦している方には参考になるかなって思います。また、ファイルセレクタは、
OcToh[オクト]さんのREXプログラム中のディレクトリ検索機能を使わせて
頂き、BASICでファイルセレクタを実現しました。(次のBASICでは
標準で有るような気もするが・・・)
おまけでEUPプレイヤーとCDプレイヤーをつけました。
■ 起動方法と環境 ■
要メモリ3MB(EUP演奏使用時は4MB推薦)
TownsシステムV2.1以上(フォント用DLL必要)
キーボード必須
の環境で、
ディレクトリの移動は「あり」でアイテム登録してください。種別はTownsOS
です。(EDO.EXP)
アイテムをダブルクリックして起動します。
常駐物のソフトが多すぎると起動しない恐れがあります。
CRTCを操作しているので、グラフィック画面を操るサイドワークの起動は
しないでください。また、スプライトも使用しているので、サイドワークの種類
によっては、正常に表示がされない物もあります。
■ 操作せつめい ■
「江戸」では、起動したその画面が編集画面です。真ん中の黒くて大きな部分
で、ドット絵を作ります。その上下左右の長細いボタンがスクロールボタン。左
の余白(?)にある黒四角のが、現在の位置と、位置変更をする部分。ここでも、
編集部分の変更が出来る仕組みです。左クリックでその位置を変更できます。白
四角のが現在の表示位置です。
1.ウインドーインフォメーション
編集画面右上端のボタンをクリックすると、小さなウインドーが現れます。
このウインドーは「ウインドーインフォメーション」と言っておきながら、
インフォメーションの機能はなく、ウインドーの開閉が出来るだけです。
それぞれのボタンは、次のウインドーに対応しています。
なお、これらとインフォメーション以外はマルチウインドーでは有りませ
んので、一つ開けば閉じるタイプです。
Ma.:メインメニューウインドー
Ed.:編集モードウインドー
Sc.:スクリーンウインドー
Pa.:パレットウインドー
一度押すと対応するウインドーが開いているときは閉じ、閉じている時は
開きます。
2.メインメニューウインドー
メインメニューには、以下のボタンがあります。
編集,背景,UNDO,LOAD,SAVE,新規,SP,終了
a.編集ボタン
編集モードです。ランプがこれに点灯している時は編集状態にあり、
ウインドー以外での左クリックで、現在設定されているペン先に対応す
る動作をします。
b.背景ボタン
背景TIFFをロードします。背景に使用できるのは16色TIFF
ファイルです。スキャナ等で白黒多段階取り込みした線画等を背景に置
き、作業効率をUPさせることが出来ます。
ボタンを押すとファイルダイアログが開かれますので、読み込むTI
FFファイルを選択したあと、実行ボタンをクリックします。
画像が表示されたら、四角が現れます。その四角の左上にマウスカー
ソルが有りますから、背景にしたい左上の点を指定してください。
なお、背景はスクリーンウインドーで背景がONの時のみ表示されま
す。
(パレットありOK。圧縮OK。)
c.UNDOボタン
現在のところ、ペン先が[塗り]の時のUNDOとしての機能が有り
ます。[点]モード時では、UNDOバッファを更新しません。よって
[塗り]で失敗したときに有効だと思ってください。
なお、いやなUNDO結果の場合には、もう一度UNDOしてくださ
い。ダブルUNDOですので、元に戻ります。
d.LOADボタン
文字通りデータの読み込みです。「江戸」のデータは、2ファイル1
セットで、.EDOと.TIFです。.TIFの方はただの16色TIFFファイル
なので、他のツールで変更することは出来ますが、パレットの変更は出
来ません。サイズも変えないでください。誤動作の原因になります。
ボタンをクリックすると、ファイルダイアログが現れるので、読み込
む.EDOファイルを選択してください。出来たら実行をクリックします。
e.SAVEボタン
文字通りデータの保存です。「江戸」のデータは、2ファイル1セッ
トで、.EDOと.TIFです。.TIFの方はただの16色TIFFファイルなの
で、他のツールで変更することは出来ますが、パレットの変更は出来ま
せん。サイズも変えないでください。誤動作の原因になります。
.EDOのファイル形式については、■付録をご覧ください。
ボタンをクリックすると、ファイルダイアログが現れるので、保存す
る.EDOファイル名を選択又は入力してください。
ファイル名の入力は、保存ファイル名が表示されている箇所を左クリ
ックする事で可能です。その際、ANK文字しか使えません。かな漢字
モードはもしそうだったら解除してください。漢字で入力した場合の動
作保証は致しかねます。
入力・選択出来たら実行をクリックします。
f.新規ボタン
新規作成の際にこのボタンをクリックすると、オンメモリデータのク
リアーをし、起動状態にします。
g.SPボタン
SPボタンは、スペシャルボタン。EUPプレイヤーとCDプレイヤ
ーが使用できます。なお、EUPプレイヤーは、動作が不安定なので、
大事な編集データは、セーブしてからにしてください。
何方かのプレイヤーを選んでクリックします。
後の操作は画面で分かりますので割愛します。
なお、EUPプレイヤー実行後、音楽が止まることが有りますが、そ
の時は、もう一度PLAYボタンで再生し直してください。
また、十分なメモリが無い場合は飛ぶ場合が有ります。
h.終了ボタン
「江戸」を終了します。
3.編集モードウインドー
いわゆるペン先の指定ですが、現在のサポートは、
[点][塗り]のみです。(これが超低編集機能の所以)
[複写]と[移動]機能は見せ掛けです。これからのバージョンアップで
随時機能を増やしていくつもりでいますが、どうなることやら。
それぞれお好みの方を選んでクリックで変更できます。
以降、編集画面で左クリックするとペン先に対応した動作が実行されます。
同様に、右クリックは作業色(パレット)の変更(スポイト)です。
4.スクリーンモード
ここには、編集画面を操作するボタンが集まっています。
まず、上段にならぶ4つのボタンが編集画面の拡大倍率の指定です。
下段左端は、[確認]ボタン。ロースキャンでの実物の確認が出来ます。
左ボタンを押している間、確認できます。マウスボタンを放すと、元の編集
画面に戻ります。マウスを動かすと、パターンも合わせて動きます。
[編集]と[背景]は、ランプ点灯している画面がONの状態です。左ク
リックで切り換え可能です。ONの画面が表示されます。OFFは表示され
ません。それぞれの画面は独立していて、重ね合わされています。
5.パレットウインドー
16色のパレットが使えます。0番(左上)は、背景色ですので、スプラ
イトには無効です。破線で囲まれているブロックが現在の作業色(パレット)
です。左クリックで作業色を変更できます。編集画面では、右クリックで、
その場に打たれているドットの色に、作業色を変更できます。(俗に言う右
スポイト)
ウインドー右側にRGBのバーがあります。左右のボタンで輝度を変えら
れますし、直接真ん中の部分をクリックしても構いません。
スポイトボタンは、ウインドーの把手(一番上)の右に有ります。その作
業パレットに画面の任意の位置の色情報をセットします。
作業色(パレット)に設定されている色でパターン編集を行います。
■ 付録 ■
[EDOのファイル形式]
.EDOファイルの形式は以下に示す通りです。
オフセット 機能 情報
0000h(4バイト) ID EDO1固定
0004h(8バイト) 開発ツール名
000Ch(4バイト) リザーブ
0010h(2バイト) パレット0の色情報
0012h(2バイト) パレット1の色情報
・
・
002Eh(2バイト) パレット15の色情報
■ 著作権及び再配付条件 ■
REXディレクトリ下のファイルの著作権は、OcToh[オクト]氏にあります。
これらのファイルについての権利・配付条件については、REX_UTY.DOCをお読み
ください。
REXディレクトリ内以外のファイルについては、作者である藤本 雅也。及び
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■ バグレポート・感想等について ■
作者はパソコン通信を行っておりません。よって、ご感想やバグ情報。改善提
案等は、富士通のフリコレ課(詳しくは、フリコレのマニュアルをご覧ください)
の方へお願いします。
なお作者は受験生故、バグ等への対処や各種返事等が出せない場合があります。
■ 謝辞 ■
フリコレ5収録の OcToh[オクト] 氏作「F-BASIC386用REXユーティリティ」
をプログラム中で使用させて頂いております。有用なフリーソフトウェアを公開
下さった氏に、感謝いたします。
SPRBACK.REX作成に、フリコレ6収録の のりゆき 氏作「NA386.BAS」を使用さ
せて頂きました。有用なフリーソフトウェアを公開された氏に感謝いたします。
■ バージョンアップ履歴 ■
V1.1 L10a ( 1994/1 ) 初リリース
フリコレ8収録バージョン。